企業の退職金導入率は? 2026年改正を見据えたiDeCoでの賢い資産形成ガイド

SKY-OFFICEのブログ担当の岡和田です。
札幌もいよいよ春到来。まだ寒さは残りますが、街を歩く人の服装も軽やかになってきました。新年度を迎えたこの時期は、新入社員の方はもちろん、皆さんそれぞれ自分自身のキャリアや将来について、新たな気持ちで考える機会にもなっているのではないでしょうか。私自身も札幌で17拠点のレンタルオフィス運営に携わりながらリアルに悩んだりします。そして最近耳にする機会が増えた「退職金制度の改正」や「iDeCo」の話題も。「自分は60歳を過ぎてもここで働いていたいけれど、定年後のお金の備えはどうすべきか」という心配は、会社員の方も、経営者の方も、決して他人事ではないはずです。今回は札幌のビジネス現場の空気感も交えながら、賢い資産形成について深掘りしていきましょう。

1. 退職金制度の導入率は低下中? 札幌の企業動向と現状

そもそも、今の日本でどのくらいの企業が退職金を払っているかご存知でしょうか。厚生労働省の調査によると、退職金制度の導入率は全体で約7割から8割程度となっていますが、実はこの数字、年々少しずつ右肩下がりになっているんです。特に中小企業においては、制度そのものを持たないケースも珍しくありません。

札幌のビジネスシーンについても同様です。老舗の企業ではしっかりとした退職金規定がある一方で、急成長中のスタートアップやIT系の事業所では「退職金よりも今の給与やストックオプションで還元する」という傾向が多くみられます。実際、多くの経営者様とお話しさせていただくなか、「従業員の退職金原資を確保し続けるのは、今の不透明な経済状況では相当なプレッシャーだ」という本音を漏らされる方もいらっしゃいます。

実は意外と見落としがちなのが、自分が勤めている会社の就業規則を一度も読んだことがないというビジネスマンが非常に多いことです。定年時に「退職金が思っていたより少なかった」と絶望するのは、あまりにもリスクが高いですよね。札幌での安定した生活を守るためにも、まずは現状を正しく把握することが第一歩です。

2. 2026年退職金税制改正の衝撃 長く働く人が有利になる仕組みとは?

さて、ここからが本題です。今、注目されているのが2026年1月1日以降の退職金・一時支給分から適用となった「退職金の税制改正」に対する動きです。これまでの税制では、同じ会社に20年以上勤めると退職所得控除(税金がかからない枠)がぐんと増える仕組みでした。しかし、これが「雇用の流動性を妨げている」という指摘もあり、見直しが議論されています。

※重要: 2026年以降の改正では、勤続年数に関わらず一定の控除額を設定し、より「多様な働き方」に対応した税制へとシフトしていく可能性が高いと言われています。

実を言うと、これは「一つの会社に骨を埋める」というモデルから、キャリアアップのために転職を繰り返したり、途中で独立したりする人にとっては追い風になる側面もあります。逆に、ずっと同じ会社で耐え忍んできた人にとっては、増税に感じるかもしれません。札幌でも転職市場が活発になっている今、この改正は私たちのキャリア選択に直結する大きな変化です。

税制の仕組みが改正されたいま、「会社に老後を預ける」という考えは時代にそぐわないのかもしれません。自分なりの防衛策で淡々と情報を集め、変化に備えることが必要となりそうです。

3. iDeCoを活用した賢い資産形成シミュレーション

会社からの退職金が不透明、かつ税制も変わる。そんな中で今すぐ始められる強力な武器がiDeCo(個人型確定拠出年金)です。iDeCoは、自分で掛金(月々5,000円から始められ、1,000円単位で自由に設定可能)を出して運用し、老後資金を作る制度。最大のメリットは、掛金が全額所得控除になること、つまり「節税しながら貯金ができる」点にあります。

運用シミュレーションの例

属性 月額掛金 (上限) 30年間の節税額 (見込) 受取り時のメリット
自営業者など 68,000円
※2026.12月〜 7.5万円
約489.6万円〜
(所得による)
退職金代わりとして
大きな非課税枠を活用
会社員 23,000円
※2026.12月〜 6.2万円
約165.6万円
(年収500万円想定)
会社の退職金と併用
して税負担を軽減
公務員 20,000円 約144万円
(年収500万円想定)
退職手当の補完として
年金形式で受給
専業主婦・主夫 23,000円 0円
(所得がない場合)
自分名義の資産を
非課税で一括受取り

先日、当社のレンタルオフィスを利用されている個人事業主の方とお話ししたのですが、その方は「iDeCoを始めてから、毎月の所得税が目に見えて減ったのが嬉しい」と仰っていました。投資と聞くと「損をするのが怖い」と身構えてしまうかもしれませんが、この圧倒的な節税メリットだけでも、堅実に資産形成をしたい人にとっては選ぶ価値がある仕組みです。

4. 札幌で働き続ける現役世代へ 退職金に依存しないキャリアの描き方

退職金やiDeCoといった「守り」の対策も大切ですが、私はもう一つ、最強の老後対策があると考えています。それは「できるだけ長く現役で稼げるスキルを持つこと」です。一般に「定年」と言われる60歳を過ぎても何らかの形で社会と関わり、貢献できる人間でありたいですね。

札幌には、定年後にこれまでの経験を活かしてコンサルタントとして独立したり、当社のSKY-OFFICEのようなレンタルオフィスを拠点に新しいビジネスを始めたりする「元気なシニア」がたくさんいらっしゃいます。そういった方々を見ていると、退職金というまとまったお金もさることながら、毎月数万円でも「自分で稼ぎ出す力」があることの安心感は計り知れないと感じます。

今のうちから副業を始めたり、社外のネットワークを広げたりしておくことは、退職金の運用シミュレーションと同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。札幌という街は、意外と狭くて繋がりが強い都市です。一歩外に踏み出し、新しい環境に身を置くことで、無駄なストレスを減らしながら将来の種まきができるはずです。

5. よくある質問(Q&A)

Q. 自分の会社に退職金制度があるかどうやって調べればいいですか?

A. 最も確実なのは、就業規則や退職金規定を確認することです。多くの会社では社内ポータルサイトや総務課で閲覧可能です。札幌の中小企業の場合、独自の規定ではなく「中退共(中小企業退職金共済)」に加入しているケースも多いので、その加入証書の有無を確認するのもよいでしょう。

Q. 現在50代ですが、今からiDeCoを始めても遅くないでしょうか?

A. 決して遅くありません。現在、iDeCoの加入対象年齢は拡大されており、65歳未満まで加入可能です(2026年12月には70歳未満まで加入可能になる予定です)。たとえ10年間の運用であっても、掛金の全額所得控除による節税メリットは毎年享受できますので、資産形成においては手堅い方法です。

Q. 退職金を一括で受け取るのと年金形式で受け取るのではどちらがお得ですか?

A. 税制面だけで言えば、現時点では一括受取(退職所得)の方が控除枠が大きく有利な場合が多いです。ただし、2026年の改正内容や、受け取り時の他の所得状況によって最適な選択は変わります。まずは一括受取のシミュレーションを行い、ご自身のライフプランに合わせることが大切です。

6. まとめ:自分らしい働き方を支える環境選び

今回は、退職金制度の現状から2026年の税制改正、そしてiDeCoによる資産形成についてご紹介してきました。結局のところ、大切なのは「将来の安心を人任せにせず、自分でコントロールできる部分を増やすこと」に尽きます。会社が退職金を出してくれるか不安に思う時間を、自分のスキルアップや効率的な資産運用を学ぶ時間に変えていく。これこそが、私たちが目指すべき現実的なアプローチです。

札幌で淡々と仕事に没頭し、かつ将来の準備も怠らない。そんな方々を応援するために、私たちSKY-OFFICEは存在しています。自宅では誘惑が多くて集中できない、かといってカフェでは機密保持が心配。そんな時は、ぜひ一度私たちのオフィスを覗いてみてください。静かで、無駄なストレスがなく、目の前のタスクに集中できる。そんな環境が、あなたの将来を切り拓くヒントになるかもしれません。

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